物理教育
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《近畿支部特集》
新元素“ニホニウム” はいかにして発見されたのか
森本 幸司
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2018 年 66 巻 4 号 p. 271-274

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抄録

 元素の周期表は年々拡張されています。自然界に存在しない元素は人工的に合成し確認されて来ました。2015年12月,理化学研究所を主体とする研究グループが生成に成功し新元素であると主張していた113番元素について,国際純正・応用化学連合(IUPAC)により発見が正式に認定され命名権が与えられ,元素名「Nihonium」,記号「Nh」と命名されました。本稿は,元素発見の歴史の中での日本のかかわりを紹介し,ニホニウムの合成方法と認定までの経緯について詳しく紹介します。

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© 2018 日本物理教育学会
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