神戸大学理学部
2003 年 51 巻 4 号 p. 282-289
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高等学校における理科教育の抜本的な改革を目指して,物理,化学,生物,地学そして数学,情報を包括した新しい科目である包括的理科の創造を提案する。包括的理科は,自然の階層構造と保存則・普遍法劉を基軸として理科全体,自然界全体を包括し,生徒が現代の科学的自然観と自然科学的思考法を習得することを目指す。本論文では,特に自然科学的思考法の習得に焦点をあてて報告し,理科教育における分析的仮説を提唱する。そして,数学を自然科学の言語として包括する具体的な方法について述べる。
日本物理教育学会誌
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