国語科教育
Online ISSN : 2189-9533
Print ISSN : 0287-0479
提案3 学習者のテクスト表現過程を支える21世紀のパラダイム(21世紀の国語教育を考える,夏期学会 第94回 東京大会)
塚田 泰彦
著者情報
ジャーナル フリー

1999 年 46 巻 p. 8-9

詳細
抄録

文学・語学領域の文化遺産を価値の体系として系統的に指導する教室から、学習者ひとりひとりの言語学習を能力や行為の発生・展開過程として実現していく教室へと転換する。その場合、学習者の学びの焦点を「知識・技能としての学力」にあわせるのではなく「意欲・態度の実現による充足感」にあわせる。その方法として、テクスト概念や談話(ディスコース)概念を導入することでこれまでの作品中心主義の教室を解体して、学習者の「テクスト表現過程」が中心化され意義づけられる学習を追究する。

著者関連情報
© 1999 全国大学国語教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top