北陸作物学会報
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イネ止葉節からの発根能力は何を示すのか-北海道および本州品種の比較-
小宮 郁生西村 実
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2021 年 56 巻 p. 51-54

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抄録

自然条件下の水田で育成した出穂直後の本州新旧品種において,止葉節,または穂首節およびそれより下位2 節をいっしょに抜き取り,水中においた場合,各節からの発根性について北海道新旧品種の結果と比較して検討 した.その結果,本州品種の発根性は北海道品種に比べてかなり低いこと,さらに本州品種における止葉節より 下位2節からの発根性は止葉節より高く,中でもより下位の節からの発根性が高いことが明らかとなった.さら に,北海道品種において止葉節からの発根性が高い理由について,その品種成立の過程から検討を加えた.

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© 2021 北陸作物・育種学会
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