北陸作物学会報
Online ISSN : 2189-7417
Print ISSN : 0388-8061
ISSN-L : 0388-8061
栽培管理が異なる水稲品種コシヒカリの出液中に含まれるサイトカイニン (t-ZR) 含有量
鯨 幸夫橋本 和幸葭田 隆治新屋 美紀奥野 志津枝前田 裕二郎
著者情報
ジャーナル フリー

2003 年 38 巻 p. 38-40

詳細
抄録

水稲根系からの出液中に含まれるサイトカイニン(t-ゼアチンリボシド, t-ZR)含有量を酵素抗体法(ELISA)法を用いて定量した.低水温の農業用水を利用して水稲を栽培している富山県入善町および長野県伊那市のコシヒカリ出液中のt-ZR含有量は, 水口部よりも水尻部で高い傾向が示された.富山県農業試験場の水稲三要素試験場における出穂期のt-ZR含有量は, 無リン区, 無カリ区および三要素区の間で差は認められなかった.

著者関連情報
© 2003 北陸作物・育種学会
前の記事 次の記事
feedback
Top