福島県林業研究センター
2005 年 10 巻 2 号 p. 106-109
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チョウセンギリの種内交雑を行い,自殖の可能性と近交弱勢の表れかたについて調査した。さく果率,1さく果あたりの種子数および発芽率をもとに自殖可能度を計算した結果,平均30.1%であり,自殖による種子が多数できていると推定された。また,温室内外で自殖苗と他殖苗を育成し,生存数を測定した結果,自殖苗と他殖苗で生存数に有意な差がでた。このことから近交弱勢の存在が推測され,近交弱勢による幼苗期の発現形質は環境条件の影響を受けるものと考えられた。
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