主催: 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
潜熱蓄熱材は、相変化温度が一定であることから熱の出し入れが比較的容易であり、蓄・放熱量の増加が期待できる。PCMを空調システムに組み込む場合、潜熱量や相変化温度が蓄・放熱量に大きく影響するため、PCMの物性値の把握が非常に重要となる。本研究では、安価で簡易なPCMの熱物性測定方法を提案し、装置を作成して実験を行った。その結果、提案したPCM熱物性測定装置は、実際の使用に近い状態で実験を行っており、比較的良くPCMの特性を表現していることが確認できた。