京都大学工学部士木工学教室
1995 年 34 巻 6 号 p. 425-435
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
兵庫県南部地震により,道路や鉄道の高架橋や橋梁が過去に例を見ないきわめてじん大な被害を受けた,本文では,まずコンクリート橋や鋼橋の被害のメカニズムについて考察を進めた.つぎに,今回の地震動の破壊力のすさまじさを,各種の応答スペクトルから定量的に検討するとともに,現在までの耐震設計法の変遷をも考慮して,大被害の原因を求明した。さらに,被害橋の復旧や既存橋の補強に当たって考慮されている設計地震力や耐震安全性の照査法などにっいても述べ,今回の地震被害の教訓を知る手がかりとした.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら