1981 年 20 巻 6 号 p. 346-354
流動乾燥機,集じん機など粉体取り扱い工程においては,その機構上微粉末が空気中に分散,浮遊して危険性ふん囲気を生成しやすく,また機壁,フィルタバッグ等と接触,はく離や,粉体相互の攪拌流動にともない多量の静電気が発生し,これが藩火源となった爆発事故も多く報告されている, ここでは着火源の一つである静電気対策として,フイルタバッグを中心にその性能・構造・接地等について現在改訂中である静電気安全指針の改訂原案を紹介するとともに,災害の局所化対策としての爆発放散口ならびに潜在する爆発危険性についてのべる.