2023 年 73 巻 4 号 p. 154-158
近年,AIなどの新技術の登場により新たなサービスや機能が多数リリースされており,特許調査の業界においても,ツールを取捨選択し,どう使いこなすかが重要になっている。また,ツールに淘汰されないようなサーチャーになるためには,自身の調査スキルを常に磨き続けることが必要となってくる。2013年より工業所有権協力センターが主催している特許検索競技大会は,実務者が上記のような動向の中でも必要となる知識・技能のスキルアップを支援する取り組みである。本稿では,大会の概要,及びAIツールとの関係について紹介,考察する。