東北大学大学院農学研究科
福島大学農学群食農学類
千葉大学環境リモートセンシングセンター
2021 年 90 巻 3 号 p. 354-355
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本研究ではトウモロコシとダイズをモデル作物として,UAVに搭載された熱赤外カメラを用いて,虫害の早期検出の可能性を検討した.トウモロコシにおいてはアワノメイガの食害が検出可能であったが,早期検出可能であった例は限られ,RGB画像よりも有効であるとは言い切れなかった.ダイズにおいてはハダニにより葉温が明瞭に上昇し,周囲への伝播も観察され,RGB画像より有効であった.以上より,UAV搭載の熱赤外カメラを用いた観測では,吸汁性の虫害検出が効果的であり,他作物への適用も期待できると考えられた.
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