日本臨床整形外科学会雑誌
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母趾フェノール法後の後遺症をツメフラシリーズ®で治療した一例
米澤 幸平米澤 孝信米澤 嘉朗松原 秀憲
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2021 年 46 巻 1 号 p. 63-64

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抄録

20年前に左母趾両側のフェノール法が施行され,爪幅の狭小化と巻き爪に至った78歳女性例をツメフラシリーズ®で66週間加療した.まず,ツメプラを11週,次いでツメキャップ®が10週,さらにツメフラ®で45週間加療し,その後も継続している.66週間後,巻き爪は矯正され,爪は順調に伸長した.その間,のべ7回の爪切りを施行した.ツメプラは処置中の痛みがなくきわめて有用な手技である.

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© 2021 一般社団法人日本臨床整形外科学会
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