本研究では,短期大学において介護実習とデータベースソフトの学習を組み合わせた授業を実践し,その後作成したデータベースの評価を行った.学生は,データベースソフトのMicrosoft Accessの操作方法を学習し,介護実習管理データベースを作成した.実際に入力するデータは,介護実習で行った介護技術とした.授業後の評価の結果,本データベースは,実習中に実施できた介護技術を確認することに有益であると思われた.また,本研究が示したような,実習で実施できた専門技術を学生が自ら作成したデータベースを利用して確認する授業は,いろいろな専門領域における情報教育に活用できることが示唆された.