メトトレキサートとタクロリムス内服中にニューモシスチス肺炎を合併した関節リウマチの一例

角田 陽平; 岡邨 興一; 須藤 貴仁; 米本 由木夫; 大倉 千幸; 高岸 憲二

doi:10.14961/cra.27.64

原著

メトトレキサートとタクロリムス内服中にニューモシスチス肺炎を合併した関節リウマチの一例

角田陽平, 岡邨興一, 須藤貴仁, 米本由木夫, 大倉千幸, 高岸憲二

著者情報

キーワード: pneumocystis pneumonia, tacrolimus, methotrexate, rheumatoid arthritis

ジャーナルフリー

2015 年 27 巻 1 号 p. 64-70

DOI https://doi.org/10.14961/cra.27.64

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抄録

64歳女性．関節リウマチ（RA）に対してメトトレキサート８mg/週およびタクロリムス３mg/週を投与中にニューモシスチス肺炎（Pneumocystis pneumonia; PCP）を発症した．プレドニゾロンおよび Sulfamethoxazole/trimethoprim (ST)合剤，ペンタミジンの投与で改善を認めた．RA治療中にPCPを発症することもあり，呼吸器症状の出現時にはPCPの可能性を念頭に置き診療にあたる必要があると考えられる．

責任著者(Corresponding author)

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