日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
ISSN-L : 1882-4684
発表
昆虫分野のアマチュア科学者の科学実践継続を可能にする要素とその関連性
木村 優里小川 正賢
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2017 年 32 巻 5 号 p. 31-36

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抄録

本研究の目的は,先報(木村,印刷中)で報告した,アマチュア科学者の科学実践 の継続を可能にしている要素やそれらの相互関連性に関する仮説モデルのうち,「好奇心の醸成」の構造について,各要素やその関連性の程度を量的に分析し,特に影響の大きい要因を明らかにすることである.そこで,質問紙調査を行い,各要素やそれらの間の関連の程度を,フィッシャーの正確確率検定とφ係数とを用いて分析した.分析結果より,9つの要素間において有意な相関または有意傾向が認められ,「好奇心の醸成」の構造において,4つの主要プロセスが影響の大きな要因であることが示された."

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© 2017 一般社団法人 日本科学教育学会
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