筑波大学大学院人間総合科学研究科
2018 年 28 巻 5 号 p. 78-81
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本稿では,PISA ショック後のドイツ幼児教育改革の方向性を俯瞰しつつ,バイエルン州を事例に幼児期の科学教育に関する特徴を探った。その結果,次の二点が明らかとなった。(1)陶冶・訓育目標の観点から,目標の具体化・明確化が図られているとともに,科学的探究のスキルに関する理解・習得等が幼児期からすでに標榜されている点。(2)内容構成の観点から,子どもの興味・関心に基軸を置いた内容の選択が図られつつも,初等教育段階への円滑な接続をも視野に収められている点。
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