日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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日本における STEM-OP の実施と活用に関する展望
*小林 優子谷本 薫彦松原 憲治池 恩燮宮内 卓也
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抄録

本稿では,日本の高等学校において実施した STEM-OP のコーディング結果について考察した.その結 果,以下のような点が明らかになった。第一に,コーディング結果より明らかになった観察対象とした授業の特 徴は,日本における授業の特徴や日本における STEM/STEAM 教育の目標を反映していることが示唆された。第 二に,授業実践者によるフィードバックから,STEM-OP を用いた授業分析の結果は授業者の意図を反映してお り,授業者に新たな視点を提供するものであることが明らかになった。第三に,STEM-OP を実施する際の実践的 な知見として,授業形態や活動内容に合わせて録画の方法を検討することが有効であることが示唆された。さら に,STEM-OP による授業研究の活用方法として,教員研修における活用を示した。

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