日本科学教育学会年会論文集
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理科•家庭科間の連関用語の取り扱い
高校理科分野コーパスに基づいて
*小林 久美鈴木 哲也田中 元
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p. 405-406

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抄録

高校理科分野コーパスを用いた理科用語の科目間連関分析において,互いに相関があると見られ た用語に注目していたが,これらの用語の中には教科間の連関に及ぶものがあると目されるに至った。 本研究では,理科の基礎を付した科目と家庭基礎との間で教科書に記述されている定義や内容の類 似点・相違点を示す。例として,生物基礎の教科書にタンパク質が鎖状に繋がったアミノ酸で構成され ていることが記述されているが,家庭基礎では,鎖状という構成を示す記述は砦無である一方,人体 に必要であること,体内で合成できない必須アミノ酸があることが記載されていた。また,アミノ酸の構 造図については,生物基礎,家庭基礎にかかわらず,掲載している教科書とそうでないものがあった。

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