理科の教員養成における授業改善を目的として,現職教員のための自主的研修会を開催し,その研修会と教員養成カリキュラムをリンクさせて,大学生と現職教員が協同的に学ぶ場をつくり,理科教育実践力の育成の効果をあげることを試みた。情報発信型,アシスト型,体験型など教員養成の授業とのリンクを工夫しながら,平成19年度は合計8回の理科教育研修会を開催し,延べ人数で111名の参加者があった。「理科教育実践研究1」では,授業の学習成果を理科教育研修会で情報発信したところ,学生の新たな課題発見につながる効果が得られた。