教育現場において、映像と音声を伴ったマルチメディア通信によるテレビ会議システムなどの情報通信設備が導入され、双方向授業や電子交流活動などの活動を通して学習が進められるようになってきた。特にへき地学校や、院内学級での指導や個別指導など普通の学級規模の授業とは異なった環境での学習指導に双方向マルチメディア通信を活用した学習指導法が期待されている。少人数学級編成に伴うへき地学校と都市部の学校間を光ファイバーケーブルで結び、双方向で行った事例を通して、学校における高度情報通信設備の活用した教授方略の可能性と限界およびあり方を研究する。今後のマルチメディアの発展に対応した教育指導の問題点と課題のいくつかを明らかにすることができた。