アメリカ合衆国を中心にインターネットを活用した地球環境学習プログラム(グローブ計画)が1995年4月より進められている。生徒たちが環境観測を行い、インターネットを介して観測データがアメリカのグローブ本部に送られ、ビジュアルに加工された成果がWWWサーバー上で公開される仕組みとなっているこのプログラムに、日本も1995年秋から参加し、現在、21の中学校と3つのこどもエコクラブが観測を進めている。ここではこれまでのグローブ計画の活動を振り返る中で、コンピュータネットワークを活用した環境教育の在り方を検討する。