虎の門病院臨床化学検査部
虎の門病院呼吸器科
虎の門病院内分泌代謝科
1992 年 21 巻 2 号 p. 131-137
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扁平上皮癌関連の腫瘍マー力ーである血清squamous cell carcinoma (SCC) 抗原値は, 非悪性腫瘍において高値を示す偽陽性反応のあることが知られている。今回われわれが遭遇した3症例は, 扁平上皮腫瘍がないにもかかわらず持続的にSCC抗原値が高値を示しており, その原因がエンザイムイムノアッセイ (EIA) 呈色時の偽陽性, 免疫複合体結合・未知物質非特異的結合による偽陽性, 補体反応による偽陽性によるものではなく, SCC抗原が高分子量化していることによるものであった。
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