溶接学会全国大会講演概要
2021年度秋季全国大会
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特性テンソルに基づく溶接構造における疲労き裂の進展解析
-第9報 塑性変形がき裂進展に及ぼす影響-
*村川 英一
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会議録・要旨集 認証あり

p. 204-205

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抄録

著者は、混合モードのき裂に適用可能なより一般化された SIF および CTOD を提案し、これらを用いて破壊および疲労問題の FE 解析を実施した。一連の計算により、塑性変形が亀裂成長を加速する場合と減速する場合があり、 CTOD として抽出できる局所的に集中した塑性変形は亀裂成長を促進し、広範囲に広がる塑性変形は亀裂先端近傍の応力およびひずみ場を緩和し、亀裂成長を減速することが明らかとなった。

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© 2021 社団法人 溶接学会
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