従来、TiとAlの溶接には、金属間化合物生成を抑制するため様々な溶接方法が研究されている。そこで、通常、突合せ溶接法が利用されているが、本研究ではシングルモードファイバーレーザによるTiとAlの重ね溶接法を中心に研究した。そこで、高品質・高性能なシングルモードファイバーレーザ装置を用い、TiとAl薄板の異材重ね溶接を行い、良好な溶接部を得るための条件を探求した。また、超高速度ビデオ観察を行い、レーザ溶接時のキーホールや溶融池の挙動を観察、溶接ビードと断面のミクロ組織はSEMで観察し、EDXおよびミクロXRD装置で合金の元素分布状況と生成相について検討した。