廃棄物学会研究発表会講演論文集
第19回廃棄物学会研究発表会
セッションID: B6-2
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B6 有機性廃棄物の資源化(2)
強制通気型堆肥化施設(Composting Intensive)から発生する豚ふん起源の環境負荷ガス(NH3、N2O および CH4)の定量測定と変動
*長田 隆原田 泰弘皆川 啓子
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抄録

我が国の中小家畜(豚、鶏)のふん尿処理では、密閉・臭気管理型のふん尿処理への要望が高く、強制通気型堆肥化処理技術は導入事例の増加しつつある処理方式の一つである。本方式(強制通気堆肥)は有機性廃棄物の広域リサイクルの観点からも推奨されるべき家畜ふん尿処理技術であるが、環境負荷ガス、とりわけ温室効果ガス発生に関しては知見が少ない。京都議定書に基づく国内発生量算定においても、測定手法が確立されておらず欧州の類似処理のデータから換算している発生区分の一つとなっている(Composting Intensive)。本研究では、典型的な強制通気型堆肥化方式の一つである密閉・縦型堆肥化施設での豚ふん起源の温室効果ガス排出量を実測する手法を確立して実施設で調査を行い、我が国独自の温室効果ガス排出係数策定とともに削減手法の評価確立に貢献する。

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© 2008 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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