廃棄物学会研究発表会講演論文集
第18回廃棄物学会研究発表会
セッションID: P1-A4-9
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A4 発生・排出抑制/有料化・経済的手法
杉並区におけるレジ袋有料化実証実験に関する取組
*島根 由華山田 芳幸上田 康裕井山 利秋山根 洋一
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抄録

杉並区では平成19年1月15日~3月31日に_(株)_サミットストア成田東店においてレジ袋を1枚5円で販売するレジ袋有料化実証実験を行い、実証実験前の有料化認知度調査(インタビュー調査)、実証実験前後のマイバッグ等持参率調査(目視調査)と売上推移調査(POSのデータ分析)を行った。 その結果、実施店舗の有料化認知度は9割を超え、マイバッグ等持参率は有料化前後で43%から85%に上昇、1人当たり平均レジ袋使用枚数は1.5枚から1.1枚に減少、総量枚数は約19%減少した。客単価については実施店舗で93.4%、売上が同等の比較店舗で95.3%に減少した。事業者の有料化実施コストは、ポイント付与費用(レジ袋1枚断る毎に2円相当のポイント還元を行うサービス)、資材購入費、容器包装リサイクル法委託料といった直接的な費用低減で約116万円/年の効果が見込まれた。

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© 2007 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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