廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第34回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: C7-4-O
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C7 堆肥化・飼料化
太陽電池を用いた動電学的手法による作物生産性向上の検討
*TOUCH NARONG小川 航平中村 貴彦
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抄録

本研究では6 Vの太陽電池を用いた動電学的手法を飽和状態の牛糞堆肥混合した黒ボク土(堆肥混合体積率47%)に適用し,小松菜の栽培試験により作物の生育に対する本技術の効果を検討した.この結果,作物の生育に及ぼすアノードでの酸化反応の影響は極めて低い.これに対して,カソードでの還元反応は作物の生育に影響を顕著に及ぼすことがわかった. アノードから40 cm以内土壌では作物の生産性が向上される可能性が高いと明らかになった.なお,カソードの20 cm周辺土壌での生育は還元反応の影響を受けることが分かった.今後,圃場(排水灌漑)条件での本技術の効果を検証することが必要である.

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© 2023 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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