主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第34回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 34
開催地: 大阪工業大学
開催日: 2023/09/11 - 2023/09/13
廃家電の再資源化を促進する取り組みとして、再生プラスチックに新たな価値を付与する「アップグレードリサイクル」技術開発を推進している。その中で難燃性を付与した難燃ポリプロピレン(PP)リサイクル材では非難燃のPPリサイクル材で用いた酸化誘導期を測定する耐久性管理手法が難燃剤を処方することで高温劣化が早くなるのに対して測定される酸化誘導期が変化しないことから適用できず、難燃PPリサイクル材に対する新たな管理手法の開発を行った。本研究では、廃家電から回収したPPに、家電製品に要求される物性を確保しながら高い難燃性と長期耐久性を付与した「難燃PPリサイクル材」の開発において、特に難燃性を付与しながら長期の耐久性を担保するために廃材バラつきや着色剤の影響を含めて耐久性を管理する手法について検討を行った、難燃剤を含むPPリサイクル材の長期安定性の評価手法について、その概要を報告する。