廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第33回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: E5-1-O
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E5 埋立地早期安定化・跡地利用
ガス抜き管の変形と周辺の地盤特性の関係に関する一考察
*三橋 実季竹崎 聡日笠山 徹巳吉田 英樹
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抄録

廃棄物処分場には埋立物の安定化を目的として、発生ガスを地中より排出させ新たな空気を取り入れるため、ガス抜き管を設置する。一方、廃棄物埋立後のある期間を経た後、そのガス抜き管の破損・変形による閉塞の発生が確認されており、埋立地内における空気交換の阻害が懸念されている。 以前の調査より、ガス抜き管の特定深度にて、閉塞(座屈)が確認されたことが分かっている。検討の結果、その座屈要因は、深度方向で変動する埋立廃棄物の強度特性に依存する可能性があると考えられた。 そこで、低強度の廃棄物の位置と座屈深度の関係を調査するため、座屈が確認されたガス抜き管の周辺地盤にてボーリング調査を行い、深度方向の強度特性を調べた。本稿では、ボーリング調査結果とガス抜き管の座屈発生深度の関係について確認した結果を報告する。

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© 2022 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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