廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第22回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: D1-2
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D1  埋立地工法/しゃ水
一般廃棄物最終処分場における水平締固め試験について
*川浦 栄太郎奥村 雄二若林 秀樹伴野 茂
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抄録

現在、廃棄物処分場は用地確保が困難であることなどから、新たな建設が難しい状況にある。一方、既設処分場には、残余量に限りがあるため、今後、廃棄物を安定的に処理・延命できる新たな方策が求められている。そのような課題に対する解決方法の一つとして、廃棄物の減容化を目的としたTLT工法(Trash Lift less Tighten)による水平締固め試験を逗子市一般廃棄物最終処分場において実施した。今回の試験により焼却残渣および不燃残渣を主体とする最終処分場において自立孔壁を構築できることが確認され、減容化率(対象体積当たり減容化率)についても、締固め間隔を調整することで30%以上の確保が可能であることがわかった。また、周辺環境に与える影響についてもほとんど影響がないことが確認された。

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© 2011 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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