主催: NPO法人バイオフィリアリハビリテーション学会, 共催, NPO法人高齢市民が活躍するための社会技術研究会, 後援, 厚生労働省, 愛知県, 豊橋市, 豊橋創造大学, 財団法人テクノエイド協会, 財団法人日本障害者リハビリテーション協会, 社団法人全国老人保健施設協会, 社団法人日本理学療法士協会, 社団法人日本作業療法士協会, 日本リハビリテーション工学協会, 日本生活支援工学会, 日本経済新聞社
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肢体不自由児の医療的ケアについては、年齢を超えて小児科に受診するいわゆるキャリーオーバーがみられる。多くの親は子供が18歳なる前に、それまでかかっていた小児科と並行する形で内科等に受診することがある。そこで、肢体不自由児の幼児から高校生を対象に受診の実情を調べた。そこから、親の医療受診の対応が異なる群がみられたので、それについて報告する。一つは過剰と思われるほどの多くの病院もしくは科で診療を受ける群で、もうひとつは2-3年全く医療受診をしていない群である。双方に共通していることは、必要な受診の情報が適切に伝わっていないというであった。そのため小児医療から成人医療へのスムーズに移行できるシステムの構築が望まれた。