主催: 日本惑星科学会2006年秋季年会実行委員会
光学的に薄いガス円盤中での光泳動を調べた。光泳動によるダストの集積は、クヌーセン数(Kn=ガス分子の平均自由行程/ダストサイズ)>1のところで起こることがわかった。光泳動により、ダストリングが形成されると考えられるが、リングの内径はKn=1で決定づけられる。この位置はダストの物性によらず、0.03-0.3AU程度に位置する。リング内径がKn=1で決定されていることを観測的に調べることにより、ガス円盤中でダストの光泳動が起こっているのかどうかを検証可能である。