日本臨床免疫学会総会抄録集
Online ISSN : 1880-3296
ISSN-L : 1880-3296
第34回日本臨床免疫学会総会抄録集
セッションID: 11-5
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一般演題
イノシトール1,4,5 三リン酸受容体はシェーグレン症候群患者血清自己抗体の主要抗原である
*宮地 清光岩井 美和子浅田 洸一斉藤 一郎御子柴 克彦
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抄録

(目的)イノシトール1,4,5 三リン酸受容体(Inositol 1,4,5-trisphoshate receptors、IP3Rs)は小胞体の膜に存在し、細胞質(10-7M)に比し小胞体の袋には、1万倍程の濃度のCaイオンが存在している。イノシトール1,4,5三リン酸(IP3)が受容体に結合すると受容体のチャネルが開きCaイオンが流出しCaイオンの振動が産生される。様々なCa結合タンパク質を活性化し生化学的機能が発揮され多様な生命活動が営まれる。その受容体には、IP3R1, IP3R2, IP3R3の3種類あり、IP3R1は大脳、小脳、平滑筋に、IP3R2, 3は腺細胞に主に存在する。

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© 2006 日本臨床免疫学会
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