ファルマシア
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最前線
ALSなどの中枢神経疾患に対する肝細胞増殖因子(HGF)組換えタンパク質の臨床応用
本郷 歩前橋 一紀早田 大真
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ジャーナル 認証あり

2024 年 60 巻 5 号 p. 424-428

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抄録

肝細胞増殖因子(Hepatocyte Growth Factor、HGF)は日本で発見された生理活性物質であり、障害を受けた組織の再生・修復において重要な役割を持つ。クリングルファーマ社では組換えヒトHGFタンパク質を医薬品グレードで製造し、医薬品として開発を進めている。その中で、神経変性疾患である筋萎縮性側索硬化症 (Amyotrophic Lateral Sclerosis、ALS)の他、中枢神経疾患である脊髄損傷や線維性疾患への臨床応用について、最新の開発状況を報告する。

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© 2024 The Pharmaceutical Society of Japan
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