日本の薬学教育は、特に6年制になってからはアメリカのものと似たものであると認識していた。しかしながら、2019年に異動しアメリカの薬学教育に直接携わるようになってからと言うもの、筆者は日米間での薬学教育の違いを目の当たりにする日々が続いている。そこで本コラムでは、アメリカ薬学部にて教鞭をとる立場から、アメリカの薬学教育、日本での薬学教育との違い、またそれぞれの特色について筆者が感じ取ったことをシリーズで伝える。今回のコラムでは、ジャクリン ボイル准教授へのインタビューを交え、アメリカのレジデントやその研修制度などについて紹介する。