風工学シンポジウム論文集
第23回 風工学シンポジウム論文集
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領域気象モデルWRFにもとづく風環境評価のための標準上空風データ整備
*宮里 龍太郎義江 龍一郎三浦 翔東海林 諭
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p. 61-

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抄録

本研究では、WRFによる計算結果と観測結果の比較を行いながら、各物理モデルの選択とナッジングの有無がWRFの計算結果に与える影響を調査した。地表面過程にNoahを用いることで、WRFの計算結果と観測結果との対応が向上する。また、WRFの解析結果によるワイブル係数は、観測結果と良く一致している。そのことから、全風向だけでなく各風向の風速の発生頻度をWRFを用いて予測することができる。計算領域を大きくすると上空の風向・風速ともに観測結果と対応がかなり悪くなったが,ナッジングをかけることで観測結果に近づいた。WRFの計算結果は,風向によるべき指数の変化をよく捉えているが,全般的に観測結果よりべき指数がやや小さい。

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© 2014  風工学シンポジウム運営委員会
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