主催: 2017年真空・表面科学合同講演会
界面選択性の高い和周波発生(SFG)分光法は、反射赤外吸収分光(IRAS)、表面増強ラマン分光(SERS)等の振動分光法と同様に電気化学の分野でも適用され、界面分子構造の情報を与えてくれる。一方、界面電子構造に関する情報は、電極触媒の性能を決める上でもその重要性が多くの理論計算から指摘されているにも関わらず、乏しいのが現状である。本研究では、電気化学SFG分光法を用い、入射する可視光のエネルギーを変えることで、界面分子構造だけでなく溶液中の界面電子構造をプローブ可能であることを、モデル系としてPt/CO界面に適用した例について報告する。