近年、クラスタリング手法にカーネル関数を導入した様々なカーネルクラスタリングについての研究がなされている。代表的なカーネル関数としては、ガウシアンカーネル、多項式カーネル、パーセプトロンカーネル、シグモイドカーネルなどが挙げられる。しかし、実際にはこれらのカーネル関数を用いても正確な分類結果が得られないような複雑なデータが多く存在し、これらのカーネル関数に代わる新しいカーネル関数を研究する必要がある。そこで、本論文ではファジィc平均法から求められる2つのカーネル関数と従来のカーネル関数について、数値例を用いて分類性能・計算時間を比較し評価を行う