ウエハテスト工程は資源制約付きスケジューリング問題(RCPSP) となるが,検査中の異常発生時に以降のオペレーションを一時中断するなど個別対応が必要になる.異常の発生などの不確実性を考えれば,RCPSP を予め解くよりは,状況に応じてディスパッチングルールを使い分ける手法が望ましいと考えられる.また,突発的な状況変化への即応性の点でも この手法のほうが適していると考えられる.そこで,機械学習を用いたルール獲得法をいくつか検討するとともに,実データに基づく問題に適用する.それぞれの機械学習で獲得したルールと単純ディスパッチングルールとを比較し、有効性を検討する.