近年,Web上における情報の流れが変化している.従来作り手から使い手への一方通行だったが,最近では相互に行き交う様になった.その具体例として,様々な形でのe-commerceやSNS等が挙げられる.このような変化に伴い,重視されるものも情報そのものや背景技術から利用者へのサービスへと移行しつつある.似通ったサービス,製品が多く提供されるようになり,どれを使用するか判断することが困難になった.そこで,よりスムーズに情報を得るための手助けが必要となる. 本研究では,複数の項目を一度に把握し,判断に役立てることを目的とし,顔形グラフで使いやすさの表現を行った.その際,判断基準として使えるよう,人の感情とそれにより現れる表情を顔形グラフに加味した.それらを考慮して作成したグラフを実際に人に見てもらって良いものと悪いものの区別ができるか,どのような特徴を捉えることができるか調査,考察をおこなった.