近年、消費者の食に対する安心・安全への意識が高まっており、食品のトレーサビリティを把握する事が重要視され始めている。食のトレーサビリティとしてICコードとは異なる方法の一つとして生育環境や栽培方法の違いを反映し、変動する安定同位体比分析による地域差の検証が活発化しており、実際に産地判別に使用する例も増えてきている。本実験では西瓜をターゲットとし、地域差の検証を行った。果汁にて、水素・酸素安定同位体比分析を行った。また果肉・皮・種子について炭素・窒素・酸素安定同位体比分析を行い、計5項目にて地域間での測定値の比較した。