主催: 日本地球化学会年会要旨集
海洋に鉄を供給する一つの過程として大気からの流入が挙げられる。大気中の鉄含有粒子の水溶性物質との混合は、沈着過程に影響を与える可能性があるが、個々の粒子の混合状態については知見が乏しい。本研究では、学術研究船白鳳丸KH-13-7次研究航海(2013年12月11日~2014年2月12日)において海洋大気サンプリングを行い、透過型電子顕微鏡を用いて個々の鉄含有粒子の水溶性物質との混合状態を調べた。発表では、鉄含有粒子の混合状態とその海域による違いについて報告する予定である。