日本地球化学会年会要旨集
2009年度日本地球化学会第56回年会講演要旨集
セッションID: 2P27 104-P03
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大気水圏地球化学(全般)
2009年に東大阪で観測された黄砂粒子の個別粒子分析
*山口 和宏中口 譲向井 苑生
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キーワード: 黄砂, 大気エアロゾル
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抄録

東大阪市は大阪府の東に位置し、主要幹線道路である中央環状線、近畿自動車道、阪神高速東線が南北東西に通り、ディーゼル排気粒子(DEP)による大気汚染が顕著な地域である。この地域では、毎年3月から5月にかけて中国大陸で発生した黄砂が頻繁に飛来する。先の調査により東大阪市に到達した黄砂は、複数の地域を起源としており、輸送途中で変質していることが示唆された。本研究においては2009年の黄砂時に大気エアロゾルを採取し、元素組成分析を元に起源の推定を行った。また人為起源硫黄酸化物の寄与率を推定し、黄砂時における増減を観測した。

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© 2009 日本地球化学会
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