日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 2P012
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HfO2-TiO2添加CNT-Si3N4セラミックスの微構造と特性
*松岡 光昭山川 智弘多々見 純一脇原 徹米屋 勝利目黒 竹司
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抄録

近年、絶縁体である窒化ケイ素セラミックスにカーボンナノチューブ(CNT)を分散させ、導電性を付与する研究が着目されている。しかし、CNTは高温で分解するため、焼結過程において緻密化を阻害する問題がある。そこで本研究では、より低温での緻密化を狙い、Si3N4-Y2O3-Al2O3-AlN- HfO2- TiO2系のCNT分散Si3N4セラミックスを作製し、その微構造と機械的・電気的特性との相関について検討した。 柱状粒子の形状と寸法はCNT添加量に依存して変化した。粒子の粒成長は粒子からの核生成と結晶成長を考慮する必要があるが、CNT添加により両者が抑制された結果であると推測した。これに依存して、破壊靭性やビッカース硬さがCNT添加量により変化することも確認された。

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©  日本セラミックス協会 2009
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