日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 2E03
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アーク溶解法によるHfB2-SiC共晶コンポジットの作製
*塗 溶後藤 孝
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抄録

HfB2-SiC系の共晶組成は40HfB2-60SiC(mol%)であり、共晶組織は幅数100 nm、長さ数μmの迷路状構造であった。55~65 mol%SiCを含む共晶系材料にも迷路状の共晶組織が広範囲に観察された。一方、20および80 mol%SiCの組成ではほとんど共晶組織がなく、多くのクラックやボイドがあった。20 mol%SiCを含む共晶系材料の硬度および破壊靭性は、それぞれ約20 GPaおよび2.6 MPa m1/2であり、SiC含有量の上昇につれて増大し、共晶組成の60 mol%SiCにおいて極大値(HV = 26 GPa、KIC = 8 MPa m1/2)を示した。

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©  日本セラミックス協会 2009
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