日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2008年年会講演予稿集
セッションID: 2K25
会議情報

水酸アパタイト-アルギン酸塩複合多孔体の作製と評価
*山下 大樹板谷 清司梅田 智広幸田 清一郎
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

演者らは水酸アパタイト(Ca10(PO4)6(OH)2: HAp)とアルギン酸塩(AG)とを複合化して,柔軟性のある複合多孔体を作製できることを報告した1)。しかしながら,これまではHApとAGの混合比が限られており,複合多孔体の微細構造や力学的強度に及ぼすHAp添加量の影響については未だ不明な点が多い。特に,演者らがこれまで取り扱ってきた繊維状HAp粒子のように形状異方性を有する粒子とAGとを複合化する場合には,HApの添加量が複合多孔体の微細構造や力学的強度に大きな影響を及ぼすことが予想される。本研究では複合多孔体の微細構造や力学的強度に及ぼすHAp添加量の影響について検討を行った。

著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2008
前の記事 次の記事
feedback
Top