日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2008年年会講演予稿集
セッションID: 2D02
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酸化物前駆体-フォトモノマー混合系薄膜における光誘起マイクロ/ナノ高次構造形成
*植村 幸司高橋 雅英徳田 陽明横尾 俊信
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抄録

我々は、実用上有用な酸化物材料からなる表面周期構造を自己組織的手法により得ることを目的として、有機‐無機複合系ゾル-ゲルプロセスによる光誘起構造形成手法を新たに開発した。光重合性モノマーと酸化物前駆体を含む有機-無機ハイブリッド膜のUV硬化を精密に制御することにより、bucklingによるマイクロ構造を形成し、有機成分を熱処理によって除去することで、酸化物のみによるマイクロ構造を得ることが出来る。本研究では、マイクロ構造中に更にメソ構造を組み込むことによる、高次機能化を目標とした。メソオーダーでの構造形成が確認されている界面活性剤を系内に取り入れることによってマイクロ・メソ高次構造を自己組織的にワンステップで形成させることが出来れば、バイオ分野やフォトニクス分野で有用なデバイス作製手段を提供できることが期待される。

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©  日本セラミックス協会 2008
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