日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
2005年大会学術講演会研究発表論文集
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外壁複合改修工法の実態調査に基づく耐久性評価
*渡辺 清彦近藤 照夫堀 竹市佐々木 聡本橋 健司
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p. 39

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抄録

近年、建築物の増大するストックに対する社会の認識も高まり、リフォームという新たな市場が確立され、認知されるようになった。外壁の改修は、建築物に対する耐久性の向上はもとより、資産価値や生活環境の向上など大きな役割を占め、社会的にもその必要性が認識されるようになった。特に、モルタル塗りやタイル張りで仕上げられた外壁改修については、アンカーピンと繊維を併用したピンネット工法が普及してきた。ピンネット工法の耐久性に関しては、熱冷繰り返し促進試験による評価が報告されている。本報告は、ピンネット工法で作製した試験体を屋外暴露し、11年経過した試験体を用いて耐久性を評価するとともに、実際の集合住宅の改修工事に適用され、10年程度経過したピンネット工法の実態調査からも耐久性評価を行ったものである。

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