日本機械学会論文集 C編
Online ISSN : 1884-8354
Print ISSN : 0387-5024
多段遠心ポンプの軸振動の研究 : 第2報,実機試験結果と計算との比較
高木 亨之菊地 勝昭小松 一絋鎌田 邦雄
著者情報
ジャーナル フリー

1985 年 51 巻 466 号 p. 1235-1244

詳細
抄録

軸自励振動んい関して大形のボイラ給水ポンプを用いて実験し,計算値との比較およびアラインメントの影響を検討した.その結果,自励振動は低流量になるほど吐出し圧力が高くなるほど発生しやすいこと,自励振動を安定化するにはバランスプッシュの溝を大きくすることが有効であること,環状シールを軸受に対して下方に偏心させたアライメントは安定性がよいこと,安定計算結果は実測値の安定限界とほぼ一致することが明らかになった.

著者関連情報
© 社団法人日本機械学会
前の記事 次の記事
feedback
Top