日本機械学会論文集 B編
Online ISSN : 1884-8346
Print ISSN : 0387-5016
かく乱を受けた乱流壁面噴流 : 第1報,平均速度場の変化過程
大坂 英雄山田 英巳中村 育雄影山 芳郎八幡 森作
著者情報
ジャーナル フリー

1982 年 48 巻 429 号 p. 880-887

詳細
抄録

壁面から数種の距離の位置に二次元円柱をそう入した場合の平面壁面噴流を取扱っている.かく乱の導入による平均流構造の変化と非かく乱の状態への回復,及び円柱に働く流体力を実験的に調べた.この結果,円柱そう入高さにより各平均流分布が受ける変化,非かく乱流への回復過程が異なることがわかった.yc/d=0.8のとき最大速度と半値幅の変化が最も大きく,回復は最も遅い.yc/d=1.2のとき抗力係数は最大,揚力係数は最小となる.

著者関連情報
© 社団法人日本機械学会
前の記事 次の記事
feedback
Top